2年間、我慢すればいいだけ…。


「じゃあ、蘭ちゃんの部屋に案内しようかしら」


「よ、宜しくお願いします」


真理子さんと涼宮さんの後に付いて行く。


「真理子様が自ら案内することはあまりないんですよ」


小さな声であたしにそう言う涼宮さん。


「蘭さんのことが気に入ったみたいですね」


「何か、嬉しいです」


涼宮さんは優しい笑みを見せてくれた。


涼宮さんの笑顔、凄く落ち着く…。