「あはは、昨日の番組だろ?楽しかったなぁー!」
「面白いだろ、そこはー!」
「いや!あれは楽しいだ!」
「つーかどっちでもいい!」
取り留めのない会話が耳に入る・・・
「おはよう、夕闇。」
「ん?おはよー」
クラスメイトの麗苑との挨拶を済ませて席に座る。
「お前またか・・・」麗苑は僕の顔の絆創膏を見て顔をしかめた。
「え?あぁ・・・うん。でも僕が悪いから・・・。そこまで酷くないよ。ちょっと叩かれただけだから」
「ちょっとじゃねーだろ!おもっきし殴られてんじゃんか!」
麗苑が突然大きな声を出すのでクラスの皆が静まり返ってしまった。
僕は「何でもないよー」と笑いながらみんなに言った。
「もう!麗苑、びっくりした!」
クラスのみんなが麗苑に言った。