あれから俺は、深桜にあえずにいた。

もう2ヶ月が経とうとするから

きっと深桜は、生きることにしたんだろう。


廊下から足音が近づいてくる。

それから、…?

複数人の足音は、俺の部屋の前で止んだ。


ノックもせずに入ってきた人、

「どうしたんですか?紡木せんせー……」 

「いますぐ手術だ、」

息を切らしながら
俺の目を見てまっすぐに言った。

「ド、ドナーは…?」

深桜じゃないかと

不安が募る。


紡木先生は首を横にふった


「……は?」


いきなりすぎんだろ、深桜が、死んだ…?