エンディングレター、明日。



それでもまだ深桜は泣いてる。



『そうかよ…』

『俺が助かるって知って、ほんとうは悔しいんだろ』

『一緒に死ねると思ってたのに、どうして俺だけ助かるか、悲しいんだろ』




俺の中の黒い部分が

ぜんぶ。


深桜にふりかかる。



「…がう、」


「ちがうっ!!!!!!」



深桜は顔をあげて俺を見た。