『な、んで…泣くんだよ?』 不思議でならない 深桜は涙を何度もぬぐっていた 『泣きたいのは…こっちのほうだよ!! 』 『ずっと、ずっとずっと、』 『俺は騙されてたんだぞ?深桜、おまえに。』 『なにがなんだかわかんねぇよ… 』 『今まで見てきた深桜はなんだったのか、とか、いままでのは全部深桜の暇つぶしでしかなかったのか、とか。いろいろ思うんだよ!!!』 病室に声が響き渡る。 その声は廊下までもに。