夜が明けて 母さんが部屋にきた。 昨日 深桜がもってきた花束をかびんに飾っている 「いっつも悪いわねぇ、一度あいさつぐらい…」 『しなくていいよ、来る時間帯もふたりとも違うしさ』 もう秋の終盤になってきた。 余命宣告からやく1ヶ月。 ドナーはまだみつからない 窓際に飾られたチョコレートコスモスを眺めた 『なあ、母さん』