2-4につくと、受け付けに優香ちゃんがいた。

「あっ!優香ちゃん!」

「お!陽依!きてくれたんだ〜!」

「うん!コーヒーカップなんてすごいねぇ〜!」

「ありがと。
…もしかして、この4人で周ってるの?」

優香ちゃんがチラリと私の後ろを見て言う。

私は うん、と答える。

すると優香ちゃんが「柴崎くんか樋口くんのこと、好きなの?」
とひそひそ話で聞いてくるから、
「違うよ!!!」と慌てて否定した。

「なにその慌て具合、逆に怪しいんだけど!」

優香ちゃんがニヤニヤしながら聞く。

「もう!」

そんな事をしているうちに、私達の順番がきて、私は羽奈ちゃんと一緒にカップに乗った。

コーヒーカップは、手動のわりには意外と本格的で、ついついはしゃいでしまった。