「陽依、彼氏つくらないの?」

「んー…あんまりそういうのわかんなくて…今はいらないかな。」

「そんなこと言っておいて、初恋もまだなんでしょ⁉︎はやく好きな人つくって恋しなきゃ!!高校生活enjoyしなくちゃだよ!」

「えー、うーん、でもー、ピンとくる人がいないって言うか…あんまり興味がないって言うか…
今は、羽奈ちゃんと一緒にいれたらいいかなって!」

可愛いこと言ってくれるなぁ〜、なんて私を撫でる羽奈ちゃんは、私の本当のお姉ちゃんみたいで隣にいてすごく安心する。

「あ、じゃあ、幼馴染の男の子は?あ、今 東北にいるんだっけ?」

その言葉をきいて、また私はにやけだした。