ひよこ。


「…なぁ」

隣からそうちゃんの声が聞こえて、不意打ちすぎてビクッと肩がゆれる。

「ノート…見せて。」

あぁ…ノートか…

私のせいで風邪ひいた事、怒られるのかと思った。

私は、そうちゃんが休んでた日にやった教科を思い出しながら、言うなら今、と決意した。

そうちゃんの机にノートを乗せつつ言う。

「…柴崎くん、ごめんなさい。」

そうちゃんはあまり意味がわかってないようで、きょとんとしているように見えた。

「私のせいで、風邪引いちゃって…
ずっと謝ろう、って思ってたのに、おそくなっちゃって…」

その言葉を聞いて、そうちゃんは あぁ、と納得したようだった。