「陽依、ばいばい!」
「じゃな。」
「うん、ばいばーい!」
放課後になって、羽奈ちゃんと樋口くんは、仲良さそうに教室を出て行った。
2人でどこに行くのかなぁ〜…
明日聞かせてもらおっと。
「陽依。」
私はその声にドキッとしながら、振り向いた。
「悪りぃな。今日一緒に帰れなくて。」
そうちゃんは、手を合わせて言う。
わざわざ、そんなこと……
「ぜんぜん!…明日は、一緒に帰れる?」
…なんて、図々しいかな…
私は小首を傾げて聞いた。
「おう!…じゃ、気をつけて帰れよ。」
「うん、また明日。」
目が合って、それがちょっと照れ臭くて笑いながら手を振った。
