そんな私を見て、そうちゃんはあわてて手を離した。
「…っわ、ごめん…!!」
い、今のって、完全に無意識ですよね……
無自覚イケメンのやることは破壊力抜群ですね……
私、一緒にいれる自信が急になくなったわ……
私は、熱くなった顔をパタパタと手で仰ぐ。
「……まじ、色々ごめん。」
そうちゃんは、少し改まったように私の目を見て言った。
あぁ、もう、ほんとに…
私、この人のこと好きだなぁ…
そう、何度も何度も再確認した。
私たちはお互い恥ずかしさによそよそしくなりながら放課後の廊下を歩いた。
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