次の日は、教室に入るのが少し怖かった。
樋口くんに片想いしてた時の羽奈ちゃんの気持ちが、今になってわかるなぁ…
私も、あの時の羽奈ちゃんみたいにドアの前で深呼吸をした。
ドアを開くと真っ先に、そうちゃんの姿が目に入った。
…好きな人って、ほんと無意識に目に入るよね。
アンテナでもあるのかな…
けど今は、そうちゃんに避けられてる気がするから、怖くて話しかけられない。
…まぁ、避けられてなくてもこの状況じゃ話しかけられなかったと思うけど。
だって今、そうちゃんを見てるだけでもドキドキが止まらない。
こんな自分がいるなんて知らなかった…
「お、羽奈、竹井、おはよ。」
樋口くんが私たちに気づいて挨拶をすると、そうちゃんは気まずそうにそっぽを向いた。
……どうしてそんなに、私を避けるのだろうか……
