私はミルクティーを一口飲むと、本題に入ろう、と息を吐いた。

「…あのさ、羽奈ちゃん、話、聞いてくれる?」

「…私、陽依が悩んでることが何か、だいたいわかるよ。」

私が口を開くなりそう返ってきた。羽奈ちゃんは、私の目をじっと見つめる。

私って、そんなにわかりやすいのかなぁ…

「気になる人が、いるんでしょ?」

羽奈ちゃんのその言葉に、私はこくり、と頷いた。

…ホント、見透かされすぎてて怖いわ。

占い師とかなれるんじゃないかな…

「………その人の事を考えると、すぐに嬉しくなったり悲しくなったり、ドキドキしたり顔が赤くなったり…」

私は弱々しくつぶやいた。

…自分でもよくわからない気持ちに翻弄されてる。

そんなときにもしかして、と浮かぶのは…