次の日、羽奈ちゃんといつもの改札口の前で待ち合わせをした。
「羽奈ちゃん、おはよ。」
「おはよ〜…って陽依!
どうしたのそのクマ!!!」
「え、あーこれ?昨日眠れなくて…」
やっぱ目立つ?と私は恥ずかしがりながらも笑った。
すると、羽奈ちゃんははぁーっ、と大きくため息をついた。
「陽依、なんか悩んでるんじゃないの?
ちゃんと話してよね、1人で抱え込まないの。」
…相変わらず、羽奈ちゃんに隠し事はできないなぁ…
「で、どうしたの??」
そう言って私の顔を覗き込む羽奈ちゃんは、ホントに頼もしい。
「ね、羽奈ちゃん、放課後カフェ寄れる?」
「うん、いいよ。」
私は羽奈ちゃんと、放課後カフェで話をする約束を取り付けて、その時話すね、と笑った。