林田くんとは付き合えない。
ごめんなさい。」
林田くんに告白されてから、すごくすごく悩んで導き出したのは、これだった。
この答えが正しいのかどうかはわからない。
大袈裟だけど、これを逃したらこれから先、一生告白もされず独り身で過ごすことになるかもしれない。
…だけど、告白されてから話すようになって、好きになる、なんて、虫がよすぎると思った。
このドキドキも、恋の始まりじゃなくて友情の始まりに似てる気がするんだ。
林田くんをみると、指で缶をとんとんしながら俯いていた。
「…ま、そうだよなー…
今までまともに関わりなかったやつがいきなり告って迫って、って…
でもまぁ、言えてよかった。」
眉を下げて笑う林田くんには、もういつも感じてた余裕はなくて。
