「おはよ、竹井。」

次の日学校に行くと、昇降口で林田くんに挨拶をされた。

「……っ、お、おはようっ…」

私は、つい緊張してカミカミになってしまった。

「え、何、意識してくれてんの?俺のこと。」

林田くんは、そう言ってにっこりとしながら、顔をずいっと寄せた。

「へ!?いや、あの…」

私はびっくりしながらも、抵抗できず固まってしまう。

か、顔近い………っ

「…何してんの。」

その時、横から声がしてぐいっ、と腕を引っ張られた。

「…っそうちゃん!」