球技大会から1週間が経った。

相変わらずそうちゃんと顔を合わせると、不思議な感覚になる。

原因不明だから、尚更たちが悪い。

それだけじゃなくて、あれからあんまりそうちゃんの元気がない気がする。

一緒にいるときも、時々俯いて考え込むような表情を浮かべているそうちゃんが、どうしても気になる。

放課後、いつものように4人で帰路についた。

「…ねぇそうちゃん、最近どうしたの?」

勇気を出してそう言うと、ちらり、とそうちゃんと目があった。

…ほら、今も。

そうちゃんは目を伏せて切なそうな表情をする。