ひよこ。

「みんなかっこよかったけど、特にあの3人かっこよかったよね〜!」

「…え?3人って?」

私が言うと、羽奈ちゃんは不思議そうな顔をした。

「そうちゃんと、樋口くんと、それから…バスケ部の林田くん!」

私たちのクラスは、バスケ部は林田 智也(はやしだ ともや)くん1人。

林田くんも、そうちゃんや樋口くんと仲が良くて、3人が笑いあっている姿をよく見ていた。

それでも勝つことができたのは、中心になって頑張ってたこの3人のおかげだと思う。

もちろん、チーム全体で頑張ったけど、3人が信頼できたから団結してプレーできたんじゃないかなぁ。

すごいなぁ…

「え!陽依、林田をかっこいいと思ったの!?」

なんで!?と混乱と興奮とが混じったようにすごい勢いで聞かれる。

「…?うん。
周りをみて動ける人は、かっこいいと思うよ。」

「ふーん…そっかー…
ここでまさかのライバルに視点が…?」

羽奈ちゃんは、顎に手を当てて何かをブツブツと言っている。