その後は、もうキャーキャー言われている航希を見たくない、という理由で機嫌を損ねてしまった羽奈ちゃんを連れて、他の試合を応援しに行ったり、ぺちゃくちゃと喋り倒したり。
お昼休憩が終わると、決勝戦が近づいてきた。
うちのクラスは、男子バスケが、チームの団結力で見事、というべきか ちゃっかり、というべきか決勝へと進んだ。
私は、それが始まる前に自販機で飲み物を買ってくる、と羽奈ちゃんに言うと、ギャラリーを降りて人の群れから出た。
自販機に行くと、すぐ横で後藤さんたちが大きい声で話をしてて、近づきにくかった。
まぁ、私が用があるのは自販機だから、気にしないようにしよう。
チャリチャリとお金を入れ、ボタンを押す。
ガタン、と水が出てきたと同時に、竹井さん、と名前を呼ばれた。
