そうちゃんはごくごくと水を飲んでいて、その姿にさえ女の子はキャーキャー言ってる。
大人気だなぁ…
その声に顔をしかめたそうちゃんは、その歓声が自分に向けられていることに気づいていないらしい。
疲れてぐいっと伸びをしたそうちゃんは、ギャラリーにいる私たちに気づいて大きく手を振ってくれた。
「そうちゃん!」
私もそれを見て笑って手を振り返す。
すると、手を振るそうちゃんにキャーキャー言ってた子達が、今度は私を見て「あの子なに!?」とざわざわし始めた。
まぁ、気にしませんけどね。
ただの幼馴染みなんで、ご安心を……
「後半も頑張ってねー!」
大きく身を乗り出して言うと、おう!と親指を立てながら笑顔で言われて、嬉しくなった。
