ひよこ。


「…なに笑ってんの。」

そうちゃんが、びっくりするような、引いているような、なんとも言えない表情で言った。

べつに!と返すと、なんだよ、とちょっとむすりとしながら言って。

そうちゃんと話すのはすごく楽しくて、あっという間に家に着いてしまった。

「じゃーな。」

「うん、ありがとね!」

軽く手を上げて帰ろうとしたそうちゃんを、私は 待って!!と慌てて呼び止めた。

どした?と白い息を吐きながらそうちゃんが振り向く。

「…また、冬休み明けて学校に行ったら冷たくなってたり、しない?」

帰り際、急にこのことが頭をよぎったのだ。