「…陽依は、俺のこと、幼馴染みとしか思ってないんだよな…」 どこか切なげで、その言葉の真意はどこにあるのか、どう返したら正解なのかがわからなかった。 「…そうちゃんは、大事な幼馴染みだよ!」 初めて、しっかり自信を持って言えた気がするなぁ。 「そっか。ま、俺もがんばるわ。」 「うん、がんばって!!……って、何を?」 なんだか的外れな返しをした気がして、行き場をなくすガッツポーズ。 どうしてくれるんだこの腕は。 「いろいろと、ね。」 と、軽く流すそうちゃん。