振り向くと、お母さんは酔いつぶれて眠っていて、お父さんも酔いながら何かを熱弁してる。

「…おじさんとおばさん、かなり飲んだみたいだな…帰れんのか?」

ちょっと怪訝そうに眉にシワを寄せて言った。

本当だよね……

「ごめんね、迷惑かけて…」

なんと申し上げたらいいのか……

「あら、陽依ちゃん起きた?
お母さん達、酔いを覚ましてから帰すから、先に陽依ちゃんだけ帰ってな。」

おばさんに言われて、はい。と返事をする。

「いろいろすいません。」

「もう遅いし、送ってく。」

「ありがと。」

私がそう言うとそうちゃんは、コートとってくるから、待ってて、と2階にあがっていった。