「陽依ちゃん、久しぶりねーっ!」 裕美子おばさんが、玄関にあがるなりぎゅっと抱きついてきた。 あたたかいお出迎えに、私も笑顔で抱きしめ返した。 外国人の挨拶かよ、って思ったけどね。 それでもやっぱり、嬉しいもんは嬉しい。 そうちゃんはというと、リビングでソファーに座っていた。 私たちが部屋に入ってきたのをみて、パッと立ち上がり挨拶をした。 「こんにちは〜! 今年も陽依と作ってきたのよ、ショートケーキ!」 お母さんがそうちゃんに、自慢気にケーキの箱を掲げた。