翌日、朝起きて準備をしている間も、考えているのはそうちゃんのことばっかり。

あぁ〜、早く会いたいなぁ〜…

家を出ると、もう夏は終わりを迎えてもいい頃なのに、まだまだ太陽は余力があるようで、きらきらと日差しが照りつけていた。

私が通う学校は、最寄り駅をこえたところにある、家から歩いて約30分くらいのところの森保高校というところ。

学力的には私より少し上なんだけど、近いからここに通いたくて頑張って勉強した。

仲良い子も森保高校に行くって人多かったし、制服もかわいいしね。

受験勉強は大変だったけど、今まで本気で努力することがあんまりなかったから、今となってはいい思い出だ。