「ねぇねぇ、誰と隣になりたい?」
隣かぁ…
うちのクラスは男女で列が分かれてるから、どの男子と近くになりたい?って事だよね…
「うーん…誰でもいいや。
誰となっても、結局話さない気がする。」
「あははったしかに!
陽依が隣の席の人と話してるの全然見たことないや!
えー、でも、柴崎くんはいいの?」
「うーん…そうちゃんは…なんとなく嫌だなぁ…
一方的にだけど、顔を合わせづらい…」
「あー、たしかにねぇ…」
そんな話をしていると、理科室についた。
教室についたと同時にチャイムがなったから、私は羽奈ちゃんは誰と隣になりたいのか聞きそびれてしまった。
