ひよこ。


「あら、そうちゃん!久しぶりねー!
随分大きくなったわねー!」

リビングから出てきたのは、お母さんだった。

すごいグッドタイミング。

なに、実は聞き耳を立ててたりして。

…って、そんなわけないか。

「お久しぶりです。あ、これ、母からです。」

そう言いながら、そうちゃんはお母さんに紙袋を手渡した。

……何が入っているんだろう?

お母さんはチラリと紙袋の中身を見ると、あー!わざわざありがとう!とそうちゃんにお礼を言った。

「ゆっくりしていってね。
あ、陽依。飲み物持って行って!」

あ、そうだ!忘れてた〜!

皆もう来てたのに。

気が利かないな、自分。