「…でも、もうあぁやってわざと駒田を隣にしたりしないで。
俺も他の人と話したい時もあるし。」
「…うん、私もごめんね…」
文化祭でナンパされてた時も思ったけど…
いつもはもっとさっぱりした性格なのに、泣いている竹井は予想以上に弱々しい。
守ってあげたい、なんて反射的に思った自分を殴りたい。
まぁ、今回は泣かせたの俺なんだけど。
本当俺、最低だな。
…これ以上、こうやって教室で話してたら、周りのやつに変な風に思われたりすんのかな…
そう思った瞬間、3年前のことを思い出して、パッと身を引いてしまった。
