放課後になり帰る準備をする。
今日は、羽奈ちゃんが委員会だから帰るのは1人だ。
教室を出ると、隣のクラスの優香ちゃんとばったり会った。
「あ、陽依!今日1人なの?」
優香ちゃんは笑顔で私に声をかける。
「うん!」
「一緒に帰らない?」
私はもちろん、と返しながら2人で階段を降りていく。
優香ちゃんとは、1年生の時に同じクラスになって、それから仲良くなった。
しっかり者の優香ちゃんは、しょっちゅう失敗しちゃう私のことをいつも助けてくれる、すごく優しい子だ。
私と優香ちゃんは、1年生の時の思い出話に花を咲かせる。
でも、私の失敗エピソードばっかりで、自分がどれだけ優香ちゃんに迷惑をかけてたのか実感する。
…なんかほんと、私と仲良くしてくれてる人みんなどんだけ寛大なの……
…あ、昨日4人で行ったドーナツショップだ。
私は横目にそれを見ながら歩く。
