「陽依も、たくさん愛を注げる人に
出会えるといいわね。」
「…うん!」
なんだか、心がじんわり温かくなった。
…そっか。
私にとってそうちゃんは、家族も同然だ。
9年間会えない日はあったけど、それでも今それを取り戻しつつあるように感じる。
私なりに、家族としてそうちゃんのよき理解者になろう。
そうちゃんが思ったことは全部聞いてあげよう。
心の支えになろう。
お母さんと話をして、 すこし心が軽くなったような気がする。
ありがとう、お母さん。
なんて、なんだか恥ずかしくてうまく言えないけれど。
でも、改めて家族の温かさを感じられた。
