ひよこ。

集中して勉強しているうちに、7時になっていた。

「うわ!もうこんな時間⁉︎お母さん帰ってきちゃう…」

羽奈ちゃんが言うと、
「そろそろ帰るか。ありがとな、大井上。」
とそうちゃんが声をかける。

私たちは教科書を片付けて1階へ降りた。

「…あれ、陽依、もう帰るの?」

リビングのドアから克也くんがひょっこり顔を出す。

「あ、うん!おじゃましましたー。」

克也くんは、私を通り越して、そうちゃんと樋口くんの方を見ていた。

ども…とお互い軽く会釈をする2人。

「あ、これ、私の弟。中3。」

「へー!弟か!大井上に似てるなぁ〜!」

樋口くんがいつものテンションで言う。

よろしくなー、ってLINEまで交換してる。

…コミュ力たっか……