ひよこ。


「いや、私の数学の点数ヒドイよ。ひく。」

真顔で言うと、まさか〜、みたいな顔をしてる。

「…だって、呼び出されたのが私ら2人ってことは、うちのクラスのワースト2ってことじゃん………」

自分で言いながら悲しくなる。

樋口くんはというと、その事実に気づいていなかったらしく、がーん、というオノマトペがそれはそれは似合う顔をしていた。

「…………お前、前回の数学のテスト何点だったんだよ…」

…正直、アホな樋口くんとも引けを取らない点数をとってる…

「…ひ、ひみつ?」

「アホか。言えよ。どーせ俺のが低いから。
はい、せーの。」


「……………13点。」

2人の間に沈黙が流れる。