羽奈ちゃんにぷにっとほっぺをつままれて我に返る。

「陽依が話聞かないからでしょ!!」

「ごめん〜…」

「まぁいいよ。今日転校してくるんでしょ?」

「へへ………うん。」

さっきからクラスはその話で持ちきりだ。

「なんか、うちのクラスならしいね。そうちゃんさん。」

「ええ!?そうなの!!??」

「うん。
…っていうか、この話さっきもしたよ?
うわの空で聞いてなかったとは思ったけど…」

「うそ〜、ごめん〜」