ひよこ。


「あぁ〜、いいなぁ、好きな人。」

私はテーブルに項垂れる。

「あれ、陽依がそんなこと言うなんて珍しいね。」

紅茶を一口飲むと、羽奈ちゃんが驚いたように言った。

「うーん、やっぱり憧れるなぁ。
特に樋口くんと羽奈ちゃんなんて近くでみてきた2人だから、こっちがドキドキしちゃう!」

「なるほどね〜。
でも、陽依には"そうちゃん"がいるじゃん?」

羽奈ちゃんがニヤッと笑いながら私を見た。

………何その目。