そう。

そうちゃんはすごく優しくて、私が走ってて転んだ時も、他の男の子たちにいじめられたときも、いつも駆け寄ってきてくれた。

私のことを "ぴよちゃん" って呼んで、いつも優しくしてくれた。

そんなそうちゃんが、お兄ちゃんみたいでだいすきだったんだ。

学校につくと、いつも通りざわざわとしていて、やっぱり社会の時間は眠くて、ぼーっとしていたらいつの間にか1日が終わってて。

でも、こんな味気ない毎日にそうちゃんがきたら、どうなるのかな。

私はまた、期待に胸を膨らませていた。