俊也が好きと気づいて数日。


この前までの黒色でモヤモヤした学校生活とうってかわって、ピンク色になった。


それと同時に、私は俊也の顔が上手く見れなくなっていた。


面と向かって話すのが難しい。


でも、好きだから見たくなる。


そんな感情に振り回されていた。


その代わり、美月と賢一を見てもなんとも思わない。


むしろ、ほんわかした気分になる。


自分ってつくづく単純な女だ。