「やめろよ寿。 楓が見てんだろ。」 「あ、ごめんね。 でも、楓にはさっき言ったから!」 いつもよりオクターブ高い美月の声。 私はそれを聞きながら、色々な事が頭を駆け巡った。 いつ?昨日までは普通の友達だったよね。 なんで?私が一番近くにいたはずなのに。