彼の苦悩



「あの、どこへ行くんですか?」


「…」


無視かい。


さっきから廊下を二人で歩いていてすごく視線を感じる。


なんなんだろうこの人。


あ、私この人の名前知らないし!


「すみません、本当になんなんですか?」