「楓ー、どこいってたの?」


「あー、うん、トイレ?」


「なんで疑問系?」


「理由はないよ。」


恥ずかしさに悶えながら私は教室に戻った。


教室では美月と賢一が楽しそうに笑っていて…


私がいない方がいいのかも…


そう思ってしまった。