その後私たちはバス停へ向かった。 そこには美月と賢一がいて、美月は私を見ると嬉しそうに笑った。 「楓ー! 久しぶりに一緒のバス!」 「美月…」 喜んでくれる美月にすごくホッとする。 美月には浮気相手かもしれないという相談はしてなかった。 「村田くん、今日は楓とお話しするので、朝は音楽室無しでも良い?」 「あぁ。」 「話?」 「うん、ちょっとね。」