彼の苦悩



「そうなんだ…


でも、なんで私なんかと?」


「あのピアノを聴いたとき、気になって見たらお前がいた。


泣きながら弾くお前に一目惚れした。」


多少照れながらそう言う俊也。


そんな風に理由を聞くとこっちまで恥ずかしくなる。


そして、私は一番気になることを聞く。