その人はそれだけ言うと音楽室を出ていった。


顔は分からないし、名前もわからない。


分かることは1年生だと言うこと。


そんな人に私の泣き顔を見られた…


そう思うと顔が爆発しそうなくらい暑くなり、今すぐにさっきの人の記憶を消したくなった。


「最悪…」