なのに今は…

「李冬君‼︎お疲れさまぁ〜‼︎またあした頑張ろうねぇ‼︎」

李冬「ん?LiLiさん‼︎はい‼︎またあした‼︎」

今の俺とは正反対の性格。声のトーンも変え、自分の本性を隠している。


マネージャー「李冬。お疲れさま。明日は午前中だけ声優だよ。午後からは学校でれるから」

李冬「鈴野さん(マネージャー)‼︎ありがとう‼︎明日は8:00時から11:30でいいよね?」

鈴野「そうだね、11:30終わりだから12:00には学校につくよ。あと、朝は7:30に正門前にいてね」

李冬「ありがとう、鈴野さん」

鈴野「…………。李冬、学園に着いたよ。またあした」

李冬「はい。ありがとうございました」

burororo----…

俺は鈴野さんにまで偽りの李冬を見せている。

でも鈴野さんは俺を信じていてくれてる。いつか本当の自分を、本当の李冬を見てもらえるといいな…