演奏が終わる。





一人、また一人とストリートに集まっていた人たちが帰っていく。



バンドのメンバーたちも楽器などを片付けはじめた。





「亜矢ちゃ―ん!!」

ライブ中も最前列にいたヤバめの男が天使に声をかけた。




天使は、慣れたようすで男を笑顔でかわすとメンバーとともにその場から去っていった。





僕はなぜだか分からないが、

本当になぜだか分からないが…






天使のあとをつけた!