星になれたら

そのあと、帰るあてのない俺を亜矢さんは自分の部屋に呼んでくれた。




部屋の灯りを消して一式しかない布団で亜矢さんと眠った。




亜矢さんの寝息が聞こえてきた。




俺は真っ暗な部屋の中で、ガキみたいに泣いた。


亜矢さんを起こさないように声を殺して。