すると、伸びてくる手 そっと頬に触れられてゆっくりと顔をあげさせられた。 そこには、寂しそうな山田くんがいて… 「佐々原さん。俺はそんなに頼りない?」 「そんなこと、ないっ」 特別仲良いわけじゃないけど、いい人なのは知っているから。 「泣きたい時は泣いていいと思うよ。その分、笑えばいいんだ。」 そう言って頬に触れていた手を手首に移動しグイッと引っ張られる。 その瞬間全身が山田くんの匂いに包まれた。