「みほぉぉぉおおおぉおぉ!!」


学祭の翌日。

今日は片付けと掃除の日。


昨日までが楽しかっただけにほんの少し、寂しい気持ちになる、そんな日。


でも正門のところで美帆の姿を見つけたわたしのテンションは一気にハイになる。



「ちょっ、朝からやめてよ!」

思い切り抱きついたわたしを引き剝がそうとする美帆。


でもね、美帆。

顔が緩んでるよ。

ま、その美帆よりも顔を緩めてるのはわたしなんだけどね。



「だって!おめでとう!美帆!」


「いいから、そういうの。」


と、言いながら美帆の頬は赤く染まる。



「よかった。

本当に、良かったね、美帆。」


昨日の学祭後、ついに叶ったのだ。

美帆の恋が。