「まさかほんとに架音が桜女子に受かるとは思わなかったなー」

「えへへ…怜於兄ありがとね!」

「可愛い妹のためだからな」


実は怜於兄に毎日の様に勉強教えてもらったんだよね。

どんなに疲れててもあたしに付き合ってくれた怜於兄。


あたし、愛されてるな~♪


「今日入学式終わったら一緒に帰ろう
ぜ。桜の木の下で待ってるからよ」


桜の木の下……


「…ごめん怜於兄、あたし今日用事あるから先に帰って!」

「愛華ちゃん?」

「…うん!そう!愛華と遊ぶ約束してるの」


ごめん怜於兄……


「楽しんでこいよ」

「うん!」