あの日流した君の涙を僕は一生忘れない

「用件は？」

俺は冷たく言い放つと女はたじろいでいた。


でも俺には気を使う余裕なんてどこにもなかった。

早く真白先輩の所に行きたかったから。


「あ、あの！私…。神崎くんのことが好きです！でも、私は神崎くんのことあんまり知らなくて…。それで、知らないのに好きとか言うなって思われるかもしれないんですけど、私は神崎くんの事がもっと知りたいんです。私とお友達になってくれませんか？」