「はぁぁぁぁ!?結婚!?うららが!?この私を差し置いて!?」


遥への報告会兼食事会(という名のランチ)


「いやぁ、なんかねぇ、そーなっちゃたんだよねぇ。」


「信じられないわ。幹元くんに振られて『働く女ってダメなの?』ってついこないだまで言ってたのに?もう、新しい男捕まえて?結婚だと?」


「『うららが働きたいなら働いたらいいよ。子供が出来たら俺も育休取れるように頑張るし。キツそうならどっちかの実家の近くに住めばいいよ。』だって。」


「転勤の話はどーなったのよ?」

「『あー実は俺、たぶん転勤ないんだわ。希望しない限り。だから俺は大丈夫かな?うららはそーやなあ、ママの単身赴任もありなんじゃない?』だって。」


「へぇへぇ。結構なこって。まぁ、良かったじゃん。なによ。初カレとゴールイン?あんたらしいっちゃ、あんたらしいけど。あー、私もそろそろ落ち着こうかなぁー。」


遥にもなんだかんだいって、ここ2年くらい切れてない彼氏がいる。その彼が本命だということも知ってる。